新型ノロウイルス予防2015!対策方法&手洗いの現状まとめ
皆さんはどれくらいの頻度で手洗いをしていますか?食事の前、トイレから出た後、面倒臭くてつい忘れる…なんてことはないでしょうか?冬季に向かい、ノロウイルスの流行が懸念されるこの時期、消費者庁が手洗いに関するアンケートの調査結果を発表しました。
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食事の前に手洗いする人は約半数
アンケートは2015年10月に実施。
調査内容は調理と食事、そしてトイレの使用について、どのタイミングで手洗いをするかというものです。
調理に関しては、調理前に手洗いをする人は80%を超え、調理後に手を洗う人も60%を超えていました。
しかし、食事前に手を洗うという人は52.6%と意外に少数であることが判明しました。
トイレの後に手を洗わない人が約15%も
一方、トイレ後に関して「手を洗わない」と回答した人は15.4%でした。
意外に高い数値に驚きますが、トイレの後は誰でも手を洗うということは常識ではなくなりつつあるようです。
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感染力の高いノロウイルス
ノロウイルスは感染力が極めて高く、わずか10~100個のウイルスで感染・発症すると言われています。
この数字だけではピンときませんが、感染者のふん便1g中に含まれるノロウイルスは約1億個と聞けば、その感染力の高さも理解できます。
また、ノロウイルスは感染者との直接接触がなくてもドアノブやカーテンを介して感染することも知られています。
消費者庁では感染予防のために手洗いを徹底するよう、注意喚起しています。
2015年11月以降、新型ノロウイルスの流行に注意が必要
ノロウイルスが原因の感染症自体は通年発生するものですが、2015年11月以降は特に警戒が必要と言われています。
NHKの報道によると、2015年9月以降に国内で確認されたノロウイルスの集団感染のケースのほとんどが、遺伝子の変異した「新型」ノロウイルスであったことが判明しています。
今のところ、従来型のウイルスとの違いは確認されていませんが、この新型ノロウイルスがどのような影響をもたらすかは未知数と言え、ノロウイルスの流行期間が終わる来年春以降までは厳重な警戒が必要と言えます。
ノロウイルスによる食中毒は時に死に至るケースもある危険性の高いものです。
そしてノロウイルスにはアルコール消毒は効かないため、唯一の有効な手段は徹底した手洗いをしてウイルスを流すことだけと言われています。
この冬は特に注意して、手洗いの習慣を身に着けたいものですね。
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