2015年の台風予想と傾向とスーパー台風発生の確率は?
2015/05/21
ポッカリと雲に空いた穴が台風の巨大な目です。2015年3月31日に国際宇宙ステーションから撮影された台風4号(Maysak メイサーク)の姿です。
中心の最低気圧は905hpa、最大瞬間風速は83m/s(299km/h)と猛烈に発達した台風はフィリピン方向へ向かていましたが、上陸する頃には勢力が衰え、甚大な被害は避けることができました。
2015年はこんな台風が日本へ上陸する可能性も?!
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風速70m/s(252km/h)はどのくらいか?
2004年8月13日に発生したハリケーン・チャーリーの様子です。
2:30過ぎくらいから風速70m/sの世界になります。
ガソリンスタンドの屋根や壁が簡単に引き剥がされたしまうほどです。
台風の傾向
台風は1年間にどのくらい発生し、上陸や接近をしているのでしょうか?
過去5年間の台風情報をまとめてみました。
- 2010年
- 発生数:14
- 接近数:7
- 上陸数:2
- 2011年
- 発生数:21
- 接近数:9
- 上陸数:3
- 2012年
- 発生数:25
- 接近数:17
- 上陸数:2
- 2013年
- 発生数:31
- 接近数:14
- 上陸数:2
- 2014年
- 発生数:23
- 接近数:12
- 上陸数:4
- 1981-2010年の30年間平均値
- 発生数:25.6
- 接近数:11.4
- 上陸数:2.7
ここ3年間は発生数が多く、接近の回数も多いことがわかります。
日本への台風の影響が少なからず高まっていることが考えられます。
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海面温度の推移
出典:気象庁
海面温度の上昇は台風の発達に大きな影響を与えます。
今年4月30日現在の海面温度を調べてみると、25℃以上を示したオレンジや赤~ピンク色の面積が、2014年の同時期より2013年の同時期に似た広さになっています。
これは海面温度の高い範囲が広いことを示していると同時に2年前に発生した年間31回と同じくらいになる確率が高いことを示しています。
気象庁から夏までにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いとされていますので、更に海面温度の上昇が見込まれ、台風の発生しやすい環境が整うことになります。
2015年の台風予測
これまでの情報を踏まえて予測すると、
- 発生数:26~28
- 接近数:12~14
- 上陸数:2~3
2013年の台風発生状況に近いもしくはそれを上回る可能性もあります。
台風対策を万全にして無事に台風を乗り切りましょう。
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