新国立競技場デザイン問題でザハ・ハディド氏への違約金が判明!
新国立競技場の建設費の見積りが当初の約2倍となる2520億円と膨大に膨れ上がり、安倍首相が「計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す」ことを発表しました。この競技場を設計したザハ・ハディド氏へ支払われる違約金が明らかになりました。
出典:日本スポーツ振興センター
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まずは監修デザイン料13億円
出典:日本スポーツ振興センター
今回の「デザイン監修契約」では、デザインのみを描いただけの金額が13億円です。通常、骨格や基礎となる土台など、建物全体の構造設計を含めての金額となりますが、契約上、受注し請け負った日本の企業が行うことになっていました。
既にこの13億円は支払い済みで、デザインを採用しなかった場合だとしても返金されません。むしろ、デザインを採用しなかったことに対する違約金として追加で支払わなければなりません。
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プラス違約金7億円
出典:日本スポーツ振興センター
一部では数十億円を支払う可能性もあるとの報道がされていますが、一般的に考えると、日本の不動産業界では
「違約金は総額の2割を超えることができない」
とされています。当初、新国立競技場の総工費はデザイン決定時で1300億円でしたので、この金額の2割となると260億円ということになります。
今回の契約では契約解除の時に違約金を支払う決まりは定められていません。しかし、ザハ氏側から名誉毀損等で損害賠償請求をされる可能性があるため、違約金としての支払いを検討しているのです。
合計20億円が水の泡に
出典:WEBRONZA
違約金が7億円の場合、デザイン料とあわせて20億円が支払われることになります。
こうしたお金は国民の税金から賄われています。
総工費が2520億円から例えば半分になったとすれば、20億円で早めに切り替えて正解だったとも言えますが、無駄は無駄です。
新国立競技場のデザインや設計を決めるプロセスから見直す必要がありますが、耐震性に厳しい日本ですから国内で設計などの計画をすると同時に総工費の計算もしながら、国産の競技場を作る方が一般的に考えれば効率的です。
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